大 原 御 幸
大野 恵三
人の世はこれ

槿花一朝の夢なりけらし 玉葛

身にぞ纏える白露の建礼門院に

見えんと大原に御幸ありけり

涙を拭くも忘れ萱

破れし庵に入り給う

平氏万霊の位牌あり

想い起こすはかの早鞆の修羅の海

「一門亡魂頓生菩提」

見渡せば残んの花の色もありぬ

此処こそや実に寂光の法の庭

光の陰をば惜しまなん
建 礼 門 院
網谷 一才
天人にも五衰あり況や人間おや

春花秋月浮世の夢

門院は悟りたり寂光の都

幽鳥花を含んで妙境を転ず

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寂  光  院
平 家 物 語 ヨ リ  『 大 原 入 』  ☆ 寂 光 院 略 縁 起  ☆ 平 家 物 語 ヨ リ  『 大 原 御 幸 』 ☆ 建 礼 門 院 徳 子